表紙デザインをお願いするには?文字書きの初めての依頼の仕方

原稿の作り方
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こんな方にオススメの記事
  • 同人誌の表紙デザインを初めてお願いする
  • 表紙デザインのお願いの仕方を知りたい
  • 同人誌の表紙がなくて困っている

こちらのページでは、小説同人誌の表紙デザインの依頼方法を紹介しています。

イラストの用意が無い場合の依頼を想定しています。



同人誌の表紙デザインの依頼とは

同人誌の表紙デザインの作成をお願いすることです。

キャライラストではなくモチーフや装飾した文字を利用した表紙の作成をお願いできます。

基本的に、どの方もデザイン傾向をヒアリングしてそのまま入稿可能なデータを作成してくださります。

値段の相場は3000円~20000円ほど。

料金にはかなり幅がありますが、安く依頼をうけていらっしゃる方はお任せ、あるいはリテイク無しなどでコストカットをされている方が多いです。

または、実績作りのために値段を下げて依頼を受けてくださっている方もいます。

値段が高くなるほど手の込んだデザインをお願いできたり、初稿をいただく時点で複数の案をいただいたりできます。

どのデザイナーさんも依頼の進め方や案の数、修正回数の上限は記載してくださっていると思うので、自分がお願いしたいことに近いチャートを提示している方を探してみましょう。

同人誌デザインの依頼はこういう方にオススメ

こういう方にデザイン依頼をオススメしたい
  • 安価に同人誌の表紙を手に入れたい
  • 特殊装丁の本を作りたい
  • 入稿データの作成に自信が無いのでプロに任せたい

依頼するデザイナーさんによりますが、デザイン表紙はイラストを誰かに描いてもらうよりも安く済むのでとにかく表紙が欲しいという方にオススメです。

一方で特殊装丁などにも対応してくださる方が多いので、世界に一つのこだわりのある本を作りたい、という方もデザイナーさんの力があると心強いです。

データ作成に自信が無い人にとっては特に心強いサービス

筆者は本の表紙をお願いする他、ブックケースなどのノベルティや小物があるときに、失敗したくないのでデータ作成をデザイナーさんにお願いしてしまうことが多いです。

入稿データの作成に自信が無くても、本のサイズや背幅、入稿する印刷所、テンプレートなどを伝えるとデザイナーさんはそのまま入稿できるデータを作ってくれます。(いただいたデータの確認はきちんと自分で行ってください)

そのうえで万が一入稿時に印刷所から不備の指摘を受けた場合は、データの修正もお願いできます。

初めて本を作ろうと思っているけど画像編集に自信が無い、そういった同人初心者の方が安心して本を作るために特にオススメできるサービスです。

同人誌表紙デザイン依頼の手順

同人誌表紙デザイン依頼の手順
  1. 本のイメージに合ったデザイナーさんを探す
  2. 問い合わせて依頼を引き受けてくれるか確認する
  3. 細かな仕様を伝える
  4. 料金を支払って完成データを受け取る

以上について一つずつ解説してきます。

デザイナーさんを探す

まずは何よりも、本の内容のイメージに合ったデザインをしてくれるデザイナーさんを探しましょう。

Twitterで「同人誌 表紙デザイン」と検索するといろいろなデザイナーさんが見つかります。

ただ、TwitterはあくまでSNSなのでデザイナーさんを探すにはあまり向いていません。

本来であれば多くのデザイナーさんがいるはずなのですが、検索にヒットするのはそのごく一部だけです。

デザイナーさんをより多くの選択肢の中から選ぶ場合は、SKIMAやココナラを利用するのが一番早いです。

SKIMA https://skima.jp/

Twitterでデザイナーさんを見つけ出しても、問い合わせはSKIMAやココナラからお願いしますという方も多いです。

Twitterで探しても結局SKIMAなどを使うことになるなら、最初からこれらのサイトで探した方が二度手間にならずに済みます。

また、こちらのサイトを利用すればお願いした他の方のレビューも見ることができ、どのような方が依頼してどのような感想を持っているのかを見ることもできます。

「初めてデザイン依頼しましたがとても丁寧に対応していただけました」などのレビューを見ると安心して依頼できますよね。

会員登録は無料なので、さくっと会員登録してしまいましょう。

登録方法は以下の通りです。

会員登録方法
  • googleアカウント
  • Facebook
  • メールアドレス
  • Twitter(SKIMAのみ)
  • LINE(SKIMAのみ)
  • Yahoo Japan ID(ココナラのみ)
  • Apple(ココナラのみ)

依頼したい内容を問い合わせてみる

スケジュールを確認して依頼を受け付けていらっしゃるようだったら、お願いしたい納期や仕様を伝えて依頼を受けてもらえるか問い合わせてみましょう。

問い合わせの時に伝えてほしいことは、大体どのデザイナーさんも商品ページに記載してくれていると思います。

主に求められるのは以下の情報です。

デザインに必要な情報
  • お願いしたいこと(表紙かカバーかなど)
  • イラストの有無(ある場合はいつイラストを渡せるか)
  • 完成データの納品日
  • 完成データのファイル形式(PSDかPDFかなど)
  • 完成データのカラーモード(CMYKかRGBか)
  • タイトル
  • ペンネーム
  • サークル名
  • 本のサイズ
  • ジャンル名
  • カップリング名
  • 成人向けかどうか
  • 大体の背幅(後で変更に応じてくれる方も多いと思います)
  • 特殊装丁の有無
  • 印刷所
  • テンプレートの有無
  • 発行日
  • デザイン傾向
  • おおよそのあらすじ
  • (ナマモノジャンルの場合は事前に伝えておきましょう)

これらの情報は予約時点で全て決まっている必要はありませんが、この日までに決定して欲しいというデザイナーさんの指定には従いましょう。

また、依頼が混み合っている方だと、あまりにも決まっていない事項が多いと依頼を受けてくれない場合もあるかもしれません。

デザイナーさんによりますが、お願いしたい仕様を伝える期限は1ヶ月〜二週間前のことが多いです。

背幅について

小説本だとなかなか背幅が決まらないかもしれませんが、背幅の指定は納期の数日前などでも対応してくれることがあります。

依頼時点で背幅を確定できなかった場合は、いつまでに決めればいいか聞いてみてください。

デザイン傾向について

こだわりが無ければ言葉で伝えても構いませんが、お願いしたいイメージがある場合はデザイン傾向は画像で指定するのが間違いありません。

多くのデザイナーさんが、できれば画像でイメージを伝えてほしいと推奨しています。

たとえば「かわいい」といった言葉で指定すると、ポップなかわいいなのか、ふわふわとしたかわいいなのか、どうしても互いのイメージに齟齬が出てしまいます。

ポートフォリオなどからイメージに近いデザインを指定してもいいですし、その他商業や同人誌の表紙など、具体的にイメージの画像があれば提示してみましょう。

筆者は言葉だけで伝えたことも画像を利用して伝えたこともありますが、やはり画像で伝えたほうが自分のイメージに合ったデザイン案を提示してくださります。

また、入れてほしくないモチーフがある場合は、入れ違いにならないために、それもしっかり伝えておきましょう。(春のイメージだけど空は入れてほしくない、シリアスだけど血は入れてほしくない、など)

予約がいっぱいになることも多い

人気のデザイナーさんはすぐに予約が埋まってしまいます。

入稿日の一ヶ月半二か月前に予約を取るなどでは間に合わない場合もあり、筆者は何度も苦汁をなめました。

特に大規模なイベントがあるときなんかは本当にすぐ予約がいっぱいになります。

イベントに出ることがきまったら、お願いしたいデザイナーさんを早めに探して連絡を取ってみましょう。

表紙デザインを依頼した後

伝えたデザイン傾向を元に案を提示してくださると思うので、修正をお願いしたい部分があれば伝え方に配慮しつつ修正点を伝えましょう。

行き違いにならないためにも、修正点は一つのメッセージでまとめて伝えましょう。

修正は言葉で伝えてもいいですし、この時点でも具体的なイメージがある場合は画像を提示して伝えてもいいと思います。

完成したデータをいただく

やり取りをしてデザイン作成を完了した後は完成データを送っていただけると思うので、データをいただいて確認しましょう。

筆者がいただいたデータに不備があったことはないのですが、万が一がありますので、キャラの名前やジャンル名、背幅などが間違っていないかなど、入念にチェックしてください。

入稿時に不備を指摘された場合は修正をお願いすることもできますが、即日で修正データをいただけるわけではないので、早割などが適用できなくなる可能性もあります。

印刷所から差し戻されることが無いよう、データをいただいた時点で不備がないか自分の目できちんと確認しておきましょう。

表紙デザインをお願いするときのマナー

デザイナーさんにお願いするときは以下の点に気を付けましょう。

表紙デザインをお願いするときのマナー
  • 返信は24時間以内にする
  • 返事の催促はしない
  • 修正点は一つにまとめて送る
  • 納品日は入稿日から余裕を持つ
  • 規約にきちんと目を通す

返信は24時間以内にする

メールやメッセージをいただいたら、24時間以内に返しましょう。

やむを得ない事情で遅れる場合は、その旨をデザイナーさんに伝えましょう。

仕事や原稿が忙しいこともあるでしょうが、返信を放置していると納期にも響きますし、デザイナーさんに不信感を与えます。

返事の催促はしない

よほど長期間返信が来ない場合を除いて、返事を催促するのもやめましょう。

「了解しました」などの簡単な返事を省略することで、本来何万もかかるデザイン料金を同人依頼用に安くしてくださっている方も多いです。

修正点は一つにまとめて送る

修正をお願いしたい点がある場合は一つにまとめて送りましょう。

複数のメッセージに分けて送ると手間が増えますし、やり取りが増えると納期にも支障が出ます。

納品日は入稿日から余裕を持つ

デザインがなかなか決まらずやむを得ない事情で納品日が伸びる可能性もあります。

入稿期限が12時なので12時までにデータをいただきたい、という時間指定には対応が難しい場合も多いです。

納品日は入稿日からある程度余裕を持っておきましょう。

規約にきちんと目を通す

デザイナーさんはそれぞれ規約を設けています。

デザイナーさんによって修正回数やお願いできる内容など、規約の内容は全く違います。

きちんと確認して、他のデザイナーさんは対応してくれたなどの見当違いなクレームはせず、規約の内容には従いましょう。

おしゃれな表紙で次の同人誌を飾ろう

coconala https://coconala.co.jp/

デザイナーさんにお願いすると、世界に一つだけのおしゃれな本ができますし、やはり映えるので出来上がった時の喜びもひとしおです。

まだ一度もお願いしたことが無いという方は、ぜひ一度挑戦してみてください。

いただいたpsdデータを確認するならクリスタがオススメです。

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