こちらのページでは、小説同人誌の通販での頒布部数を増やす方法を筆者の経験を元に紹介しています。
二次創作の小説同人誌であることを前提としています。
頒布部数を増えると何のメリットがあるのか
前提として記しますが、頒布部数を増やすのは利益を得るためではなく、頒布部数が増えることで様々なメリットがあるからです。
頒布部数が増えることによるメリットについてこちらのページで解説していますので、気になる方は参考にしてみてください。
通販での頒布部数が増えない理由は?
通販での頒布部数が増えない理由はいくつか考えられます。
主に考えられる理由は以下の通りです。
これらついて解説していきます。
通販ページにたどり着くまでの導線ができていない
同人誌通販の導線というとサンプルのキャプションに通販ページを張るだけでは?と思われそうですが、導線ができていない方を意外とよく見かけます。
pixivのサンプルを見て購入したいと思い、通販ページを探しに行くのに、キャプションに通販ページのURLが無かったり。
Twitterで通販情報を告知しているとは言うけれど、Twitterのアカウントがpixivのアカウントページと繋がっていなかったり。
そうして必死に探し回っているとだんだん欲しいという気持ちも冷めてきますし、結局見つからなければ購入できません。
小説本というと装丁によっては値段も高くなりがちなので、必死にURLを探し回って見つけた先で単価1500円+送料!というと、既に欲しい気持ちも冷めていてどうしようかな……となってしまいますよね。
本が欲しいと一番強く思うのは、サンプルを読み終わって続きが気になると思った瞬間です。
サンプルを読み終わった瞬間に続きが気になりすぎて通販でぽちっとしてました、という感想もよくいただきます。
そのため、キャプションやTwitterからすぐさま通販ページに飛べるようURLを張っておくと、サンプルを読み終わった後に購入する方が増え、頒布部数に繋がっていきます。
通販ページの閲覧数が少ない
pixivのサンプルで気になって購入するだけでなく、書店でカップリング検索をして、そこで気になって購入するという方も意外といらっしゃいます。
できれば通販ページの閲覧数も意識した方が、頒布部数の増加につながります。
通販ページの閲覧数を増やす方法は以下の通りです。
以上について解説していきます。
イラスト表紙にする
イラスト表紙の本にすることで、書店でカップリング検索やジャンル検索をしたときに、サンプルページを見てもらいやすくなります。
すると、他の本との同時買いを狙いやすくなります。
デザイン表紙の本よりは、イラスト表紙の本の方が漫画同人誌との同時買いはされやすいです。
また、書店によってはイラスト表紙の方がバナーなども作ってもらいやすいです。
イラスト表紙は絵師さんにお願いして描いていただいてもいいですし、もしあてがなければSKIMAで外注したりすることができます。
【SKIMA】スケジュールを立てる難易度がちょっと上がってきますが、いただいた表紙イラストをさらにデザイナーさんにお願いして華やかに仕上げてもらうと、より効果的かもしれませんね。
デザイナーさんを探すならSKIMAを使ってもいいですし、ココナラというサイトでお願いすることもできます。
ココナラ早めに予約通販を開始する
予約通販を早めに始めるのも、通販での頒布部数を増やすコツです。
購入者はイベント終了後に通販をしに行くのでは?と思いがちですが、意外にも閲覧数や頒布部数が伸びやすいのはイベント前です。
というのも、イベント前はTwitterなどで欲しい本の告知を見かけるたびに購入者が通販サイトへ予約に行くからですね。
そのたびに同時買いしてもらうチャンスが生まれます。
一方、イベント後に委託申請をすると書店が混み合っているので、通販ページを作ってもらうのにも時間がかかります。
他の人は既に通販が始まっているのにまだ自分は……とじれったい思いをすることになります。
原稿スケジュールなどもあるでしょうが、脱稿の目途が立った時点で委託申請をして通販予約を始めてしまうのがいいかもしれません。
頒布部数を増えると楽しく同人活動ができる
頒布部数が増えると、一冊ごとの単価を抑えられて特殊装丁などにも挑戦しやすくなります。
単純に在庫地獄という悩みがなくなるのも嬉しいですよね。
通販ではあまり手に取られないと言われがちですが、通販での頒布部数が伸び悩んでいる方は以上の方法を試してみてください。
その他、どのような基準で読者が同人誌を手に取るのか知りたい方はこちら