委託通販をお願いすると手数料かかるなどのデメリットがあるので、極力自家通販で済ませるという方は多いと思います。
多くの同人作家が行っている自家通販ですが、デメリットはあるのでしょうか?
こちらのページでは、自家通販のメリットやデメリットをまとめました。
自家通販のメリット
自家通販を行うことによるメリットは以下の通りです。
自家通販はとにかく手数料が安く、販売価格のほとんどを自分が受け取れるというメリットがあります。
一冊販売するごとのサービス利用料がだいたい100円ほどですが、これは委託通販に比べると破格の安さです。
自家通販を利用する方のほとんどは、手数料の安さに魅力を感じているのではないかと思います。
それだけでなく、BOOTHなどのショップ開設は特に審査やサンプル提出なども必要ないので、小部数サークルでも気軽に利用できるというメリットもあります。
委託通販とは違って商品情報をリアルタイムで変更できるので、間違いを見つけた場合にすぐ修正したり、完売した際にすぐに在庫を追加したりできるのも魅力です。
自家通販のデメリット
自家通販をする際に生じるデメリットは以下の通りです。
自家通販をする際に最もデメリットとなるのは、やはり梱包や発送が大変だということです。
数冊ならまだいいですが、20冊や30冊も梱包して、それをヤマト運輸の営業所に持って行くともなると途方も無いですよね。
また、匿名通販を使わないと作家の住所が相手に伝わってしまうという危険もあります。
匿名通販を使っても、追跡用の伝票番号で検索すれば最寄りの営業所が表示され、住んでいる場所がある程度分かってしまいます。
作家側の個人情報を完全に隠したい場合は不安が残るかもしれません。
委託通販と違って商品の宣伝を自分でしなければならないので、部数が捌けにくい場合があるのもデメリットの一つです。
BOOTHの倉庫サービスが便利
自家通販の多くのデメリットを紹介しましたが、BOOTHの倉庫サービスを利用すればある程度問題を解決することができます。
利用するための最低部数が設けられていたり、商品の宣伝を自分する必要があったりしますが、発送の代行をお願いできたり、作家のプライバシーを守ってくれたりなど、非常に心強いサービスです。
部数が多いから委託したいけど、委託は手数料によって頒布価格が高くなりすぎる……という方が倉庫サービスを利用しているのをよく見かけます。
一方で、倉庫サービスを利用する際に注意しなければならないこともあります。
倉庫を利用できるのは30冊からなので、人によっては少し敷居が高いかもしれません。
また、ある程度売れればいいのですが、売れた部数が在庫の20%未満だった場合は保管料の支払いがあります。(BOOTH上でのチケット購入制です)
大イベントがある時期は、商品が届いてから入荷や発送の手続きが済むまで一ヶ月ほどかかる場合があるのも注意が必要です。
まとめ
以上、自家通販のメリットやデメリットについて解説しました。
自家通販は手数料が安く済みますが、それ相応のデメリットもあります。これから自家通販を始めようかと思っている方の検討材料になれば幸いです。