同人活動とインボイス制度の関係は?サークル活動の危機につながる?

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こんな方にオススメの記事
  • インボイス制度が何か知りたい
  • どうして作家たちはインボイス制度開始で焦っているの?
  • インボイス制度は同人活動に関係があるの?
  • 実際にインボイス制度開始で同人活動に影響が出た例はあるか

こちらのページでは、インボイス制度と同人活動の関係について解説していきます。



インボイス制度とは?

インボイス制度のイメージ

インボイス制度は何かと言うと、ざっくり要約すると「適格請求書発行事業者に登録した場合は、免除されていた消費税を支払ってください」ということですね。

適格請求書というものが、インボイスと呼ばれる書類です。

免除されていた消費税を支払うということなので、単純に登録者の負担が増えるもの、というのは想像がつくと思います。

この消費税が同人活動のどこで発生しているものかというと、

同人作家が本来納めなければならない消費税
  • 同人イベントでの売り上げ
  • boothの売り上げ
  • 書店委託の売り上げ

この辺りの売り上げにかかっているものです。

今まで考えたことは無いかもしれませんが、じつはこれらの売り上げには本来納めるべき消費税が含まれています。

たとえば、イベント会場で500円の同人誌を購入したとして、実はこのうちの45円は実は消費税です。

サークルさんで消費税を納めたことが無いとどきりとした方もいるかもしれませんが、多くの場合はこちらの消費税は免除されているので安心してください。

というのも、こちらの消費税は二年前の売上額が1,000万円を超えた個人事業主が納めるものだからです。

売上1,000万円というと、500円の同人誌を2万冊頒布しなければならないので、ほとんどの同人作家はまず当てはまらないと思います。

基本的にはその仕事で個人事業主として生計を立てている方、人を雇って事業を行っている方が納める税だと考えて良いでしょう。

それにしても、売り上げ1,000万円なんてそうそう超えないだろうし、どうして作家たちは焦っているの?と思ったかもしれません。

どうして作家たちはインボイス制度開始で焦っている?

インボイス制度で必要な事務処理

企業との取引は適格請求書発行事業者の方が有利です。

というのも、適格請求書発行事業者との取引でなければ消費税の控除制度を受けられないので、単純に企業の負担が増えてしまうからです。

どういうことかと言うと、今まで企業は個人事業主の納品物に対して、消費税込みの料金を支払っていました。

そして、この消費税は今まで企業が国に納める納税額から控除されていました。

ですが今後、適格請求書発行事業者でない個人事業主との取引ではこの控除を受けられなくなります。

つまり、今まで払わなくてよかった税金を払う必要が出てくるんですね。

控除を受けられる取引相手か、控除を受けられない取引相手か、と言われたら勿論企業は控除を受けられる相手を選ぶでしょう。

そのため、インボイス制度開始によって、適格請求書発行事業者の登録をしなかった作家は今後取引を切られてしまうことがあるのです。

個人事業主が適格請求書発行事業者の登録をするとどうなるの?

適格請求書発行事業者に登録した場合は、売り上げが1,000万円を超えていなくても消費税を納めなければなりません。

今までの売り上げが消費税込みにして180万円程度の、ギリギリの生活を送っているようなフリーランスの方も、今後企業との取引を続けるために適格請求書発行事業者への登録を迫られることがあるのです。

インボイス制度開始でサークル活動に影響はある?

インボイス制度で必要な書類

多くの同人作家さんは企業とのやり取りがないので、インボイス発行を求められることがありません。

そのため、サークル活動に影響が出る場合はほとんどないでしょう。

インボイス制度で書店委託に影響はでる?

インボイス制度開始にあたって、同人誌の委託販売を行っている書店の対応は様々のようです。

とらのあな、booth、メロンブックス/フロマージュはこれまで通り利用可能

とらのあなとbooth、メロンブックスやフロマージュは今後も売り上げをサークルにそのまま納めるとのことで、今まで通り利用が可能です。

【重要】委託取引におけるインボイス制度への対応について(とらのあな)

インボイス制度に関するpixiv及びpixiv関連サービスの対応につきまして

メロンブックスにおけるインボイス制度について

まんだらけは不明

まんだらけは特にインボイス制度に関して言及がありません。

そのため、今後何かしらのアナウンスがある可能性はあります。

アリスブックスは支払う消費税を減額

同人誌の委託販売を行っているアリスブックスは、適格請求書発行事業者でないサークルに払う売り上げを少しずつ減額するようです。

商品本体の売上に上乗せしてお支払いする消費税額が、振込日によって以下の通り変わります。
インボイス制度には国税庁が定めた経過措置があるため、段階的に支払額を減少させていくことが可能となっております。

2023年11月10日振込分まで 支払額の10% (従来通り)
2023年12月10日~2026年11月10日振込分 支払額の8%
2026年12月10日~2029年11月10日振込分 支払額の5%
2029年12月10日振込分以降 支払額の0% (上乗せお支払額無し)

インボイス制度による対応について インボイス登録番号を持っていないサークル様の場合
https://alice-books.com/help/circle/invoice

インボイス制度による対応について

実際にインボイス制度開始で影響が出た例

インボイス制度で必要な適格請求書発行事業者登録書類

筆者が表紙デザインを依頼していたのですが、デザイナーさんで恐らく適格請求書発行事業者に登録したのだろう方はデザイン料を消費税分値上げをしています。

今までの収入を保つためにはこうするしかないので仕方ありませんが、表紙デザインというと決して安くはないので少部数になりがちな文字書きにはちょっと痛いですね。

インボイス制度反対を求める署名

インボイス制度反対を求める署名は36万筆を突破したとのこと。

これで少しでも、インボイス制度が作家さんたちの楽な方向に動いてくれると嬉しいですね。

今後どのような変化が出てくるかサークルも気を付けておきたい

今のところ、インボイス制度は多くの同人作家には関係ありません。

とはいえ、少しずつインボイスの影響が出て、作家の負担が増える部分があるかもしれません。

今後のどのような変化が起こるか、注意しておく必要があるでしょう。

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