いざ小説同人誌にを作るとなったときに、どのようなサイズがあるのか、どのサイズで作るのが一番良いのか、初めてだと迷いますよね。
こちらのページでは、小説同人誌のサイズ一覧や特徴を紹介しています。
小説同人誌のサイズの種類
小説同人誌で見られるサイズは基本的に以下の通りです。
- A5
- B6
- 新書
- A6（文庫）
上から順番に大きいサイズに並んでいます。
A4冊子も見たことはありますが、個人サークルでは見たことがありません。
以上のサイズを実際に画像で比較するとこのようになります。
小説同人誌のサイズ一覧
実際のサイズや本文のサイズ数字で表すと、以下のようになります。
| 実際のサイズ | 本文サイズ （上下左右断ち切り3㎜込み） | |
| A5 | 210㎜×148㎜ | 216㎜×154㎜ |
| B6 | 182㎜×128㎜ | 188㎜×134㎜ |
| 新書（一例） | 175㎜×105㎜ | 181㎜×111㎜ |
| 文庫(A6) | 148㎜×105㎜ | 154㎜×111㎜ |
小説同人誌の表紙サイズの一覧
小説同人誌の表紙サイズの一覧は以下のようになります。
| 表紙の原稿データのサイズ （上下左右断ち切り3㎜込み） | |
| A5 | 216㎜×302㎜＋背幅 |
| B6 | 188㎜×262㎜＋背幅 |
| 新書（一例） | 181㎜×216㎜＋背幅 |
| 文庫(A6) | 154㎜×216㎜＋背幅 |
新書は印刷所によってサイズが違います。原稿を作成する前に必ずサイズを確認しましょう。
以上のサイズについて、一つずつ解説していきます。
A5サイズの小説同人誌
これは小説同人誌の中で最も多いサイズですね。初めての本はA5で作ったという方が圧倒的に多いと思います。
二段組が基本なので、価格も安価に抑えられます。
また、基本的にどの印刷所もA5は対応しているので、印刷所選択の幅が広く、初めての方に特におすすめのサイズです。
- 印刷所の選択肢が増える
- 印刷費が安く済む
- コピー本などを作るのも簡単
- コンパクトで持ち運びしやすい
- 締め切りが遅め
- サイズが大きいので表紙や挿絵が映える
どのサイズの小説同人誌を作るか迷ったら、A5を選べばまず間違いないでしょう。
標準的な同人誌のサイズなので、どの印刷所でも締め切りは比較的遅めに設定されています。
A4やB5の冊子よりダンボールが小さくて済むので、イベントの際の持ち運びがしやすいのもポイントです。
また、A5サイズはコンビニの小冊子印刷にも対応しているので、コンビニでコピー本を作るのも簡単です。
Ｂ6サイズの小説同人誌
ややマイナーな印象もありますが、B6で小説同人誌を作ることもできます。
ネット小説が書籍化されたものと同じサイズということもあって、B6サイズの同人誌も少しずつ増えてきています。
装丁に少し物足りなくなった方は、B6サイズを見当してみてもいいかもしれません。
- 商業と同じサイズの本を作ることができる
- コピー本などを作るのも簡単
- 締め切りが遅め
基本的にA5と同じセットで入稿できるので、同じく締め切りは遅めです。（締め切りが別のこともあるので、利用する印刷所を確認してみましょう）
こちらもコンビニの小冊子印刷に対応していて、コピー本を作ることが可能です。
段組みは一段も二段もどちらも見かけます。
ページ数や予算との兼ね合いや、ページを開いた時の文字の量などを見ながら調整するのがいいと思います。
A5より商業感が増しますが、A5よりはページ数が増えやすく値段がやや高めになることが多いです。
新書サイズの小説同人誌
岩波書店や新潮社の専門書などが代表的な新書本です。細長い形をしているのが特徴です。
- より商業らしい本を作ることができる
- カバー掛けが可能
- 帯掛けも可能
A5やB6だとカバー掛けができるようなページ数を書くのが大変なうえに、対応している印刷所を探すのも大変ですが、新書サイズくらいからカバーや帯掛けが現実的になってきます。
より商業らしい本を作りたいとなったときに、選択肢の一つとして上がってくるのが新書です。
本文は一段組でもいいですし、二段組を使ってページ数を抑えるという選択肢もとれるので、自由度も高いです。
ただ、有名な印刷所でも新書サイズは対応していない場合があるので、原稿を作り始める前にセット内容を確認してみましょう。
また、新書はA5やB6に比べて締め切りが早めになることがあります。
文庫(A6)サイズの小説同人誌
商業らしい本を作るとなったときに、一番選択肢に上がりやすいのは文庫サイズの小説ですね。
小説同人誌に関して言えば、A5の次に多く見られるサイズではないかと思います。
- より商業らしい本を作ることができる
- カバー掛けも可能
- 帯掛けも可能
- その他装丁を凝りやすい
基本的には一段組なのでページ数が増えやすく、やや料金が高めになることがあります。
一方で多くの印刷所が文庫本印刷に対応しており、特殊紙を使ったり、カバーに特殊加工をしてみたりと装丁の幅が広いのも特徴です。
カバー付きの文庫を実際に作ったときはやはり感動するものです。
予算や部数と兼ね合いを取りながら、挑戦してみてもいいかもしれません。
小説同人誌のサイズについてまとめ
以上、小説同人誌のサイズについて解説しました。
小説同人誌は比較的商業本に装丁が寄せやすいので、どのサイズにするか考えるのも楽しいですよね。
小説同人誌を作るにあたって、どのサイズを選べばいいか迷っている方の参考になれば幸いです。
